【書評】けっきょく、よはく。

 

 

 

 

 おすすめ度

★★★★★

概要

良いレイアウトデザインとは何でしょうか?

本書では「情報がより整理され、デザインがより洗練されていること」と定義されています。

 それでは良いレイアウトデザインに共通しているものは何でしょうか?

それはズバリ余白です。

余白があるからこそ、情報が引き立ち、洗練されて見えるのです。

本書は余白を使ったNG例とOK例をポイントごとに対比することで、余白の上手な使い方をわかりやすく解説しています。

 

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個人的に良かったところ

 NG例が完全にダメと言っているわけではなく、この点は良いが、このデザインは良くない。といったように良い点と悪い点両方を上げていたのが良かった。

 イベントやビジネス、観光などテーマごとにわけて解説していたのが良かった。

 各章末に場面ごとにおすすめのフォントやカラーコンビネーションを乗せてくれたのが各フォントや色の持つ性質を理解することができたので良かった。

 OK例は一つだけでなく「他にもこんなデザインがあるよ!」と、複数個示してくれたのが良かった。

感想

 一見何も悪いところが無いようなNG例でも、解説ページではナルホドと納得してしまうような説得力があった。

デザインに関する本なだけあって文章構成やレイアウトも美しくスラスラと読めてしまうので、興味ある方は読んでみることをオススメする。